来週の日経平均相場は、注目すべき局面を迎えています。
先週の相場は、始値35,490円から終値38,143円と約2,650円の上昇を見せ、強い上昇圧力が確認されました。
特に金曜日には節目となる下落の半値付近を明確に突破し、そのままフィボナッチ61.8%付近まで到達しています。
8月5日の底値から一気に上昇してきたため、今後は調整が入る可能性も視野に入れて戦略を立てる必要があります。
現在、日足の戻り高値に近づいていることや、きな臭いニュースが続く中、利確による売り圧力が増す可能性が高いです。特に日足のダウ転換がまだ起こっていないため、ショートポジションを取る投資家が増える可能性も考えられます。
エリオット波動論で考察
仮に最高値の42426円円から31156円までの下落をエリオット波動の一波とすると現時点ではエリオット波動の2波であるの考える事が出来ます。
金曜日の高値をエリオット波動の2波の終点と見なした場合、次に来る3波は1波の1.5倍ほどの下落が予想され、20,000円付近までの下落も十分に考えられます。
ただ焦りは禁物です。まだ2波の終点が確定したわけではなく、今ショートポジションをむやみに取ると、高値を更新した場合には40,000円や41,000円付近まで担がれるリスクもあるので注意が必要です。
3波の下落が始まると、長期的な下落トレンドに入り、少なくとも今年中に現在の価格帯を再度奪還することは難しいでしょう。
個人的な相場戦略
個人的な来週の相場戦略としては、上昇トレンドが継続中と見ています。36,400円付近を日足実体で割り込むまでは、反発を見定めながら押し目買いを続けていきます。
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